「8年間、無事故。」その優秀なサーバーが、実は今もっとも危険な理由。

「宮崎さん、うちのサーバーはもう8年も頑張ってるよ。一度も止まったことがない。頑丈だね!」

お客様からそう笑顔で言っていただけるのは、ITパートナーとして嬉しい反面、実は背筋が凍る思いがする瞬間でもあります。

一般的にサーバーの寿命(保守期限)は5年と言われています。それを過ぎても元気に動いているサーバーは、いわば「奇跡の長寿」です。しかし、この**「壊れていない」という実績こそが、実は最大のリスクを隠してしまっている**のです。

今回は、長年連れ添った愛着あるサーバーを、なぜ「元気なうちに」引退させてあげなければならないのか。その真実をお話しします。

「突然死」のダメージは、時間が経つほど重くなる

「5年で壊れるより、8年持ったほうが得をした」 そう思われるかもしれません。しかし、ITの世界では逆です。長寿なサーバーほど、いざ止まった時のダメージは致命的になります。

なぜなら、8年という歳月は、中に蓄積された**「データの重要度」と「システムの古さ」の乖離(かいり)**を最大にしてしまうからです。

5年前ならまだ通用した修復ソフトやバックアップの手順も、8年経つと最新のOSや機材とは噛み合わなくなっています。例えるなら、**「最新の高速道路を、ブレーキの効かないヴィンテージカーで全速力で走っている」**ようなもの。事故が起きた時の衝撃は、5年前の比ではありません。

絶望の「パーツ探し」:業務停止が長引く最大の原因

理由: ITの世界の3年は、現実世界の10年に相当します。

私が現場で最も苦労し、お客様に申し訳ないと感じるのがこのポイントです。 8年前のサーバーが故障すると、修理は「技術」の問題ではなく**「宝探し」**の問題に変わります。

私の経験だとHDDのインターフェースがIDEからSATAに時や、サーバー用のSCSIのHDDを探した事あります。またRAID構成などしていると同じ容量のHDDが必要になり、どんどんHDD容量が1Tなど大きくなっている時代に80GBのHDDを探したりしたことあります。またRAIDボードも探しました。当然見つからなかったこともあります。

  • メーカーに在庫がない: 保守期限が切れた製品のパーツは、メーカーの棚からも消えています。
  • 世界中から中古を探す: 動作するか分からない中古パーツを海外やオークションサイトで探し回り、取り寄せるだけで数日、数週間が経過します。
  • その間、仕事は止まったまま: サーバーが動かない間、社員の方々の手は止まり、取引先への対応も遅れます。

「壊れてから直す」という選択は、この**「部品待ちの空白の時間」という莫大な損失**をセットで受け入れるということなのです。

「元気なうちの引退」が、一番安上がり

「壊れてから買い替えるのが、一番機械を使い切っていて得だ」 そう思われるかもしれません。しかし、会社の大切なデータを預かるサーバーに関しては、その考えが一番の「高コスト」を招く結果になります。

なぜ、まだ動いているのに引退させるのが「安上がり」なのでしょうか?

精神的な「安心」はプライスレス 「いつ壊れるか……」と怯えながら使い続けるストレスから解放され、最新の高速な動作環境を手に入れる。その効率アップまで含めれば、8年目のサーバーを「勇退」させる決断は、もっとも賢いコスト削減になるはずです。

データ移行のコストが最小限で済む サーバーが元気に動いている間なら、新しい機材へのデータ移し替えは、いわば「お引越し」のように計画的に、スムーズに行えます。しかし、壊れた後では「瓦礫の中から家財道具を探し出す」ような復旧作業が必要になり、その技術費用(データ復旧代)だけで新しいサーバーがもう一台買えるほどの金額になることも珍しくありません。

「業務停止」という目に見えない大赤字を防ぐ 計画的な入れ替えなら、休業日や夜間に作業を終えることができます。しかし突然死の場合、新しい機材が届き、設定が完了するまでの数日間、社員全員の仕事が止まってしまいます。その間の人件費、取引先への機会損失を計算すると、これほど高くつく買い物はありません。

まとめ:会社の心臓を、守れるのは今だけです

「壊れるまで使う」のは、家庭の家電なら正解かもしれません。しかし、会社の心臓であるサーバーは、「壊れる前に、計画的に変える」のが、もっとも賢く、もっとも安上がりな経営判断です。

あなたのオフィスのサーバーは何年目ですか? もし5年を超えているなら、一度「健康診断」をしてみませんか。

「うちのサーバー、そろそろ限界かな?」と不安を感じたら

壊れてから慌てるのではなく、まずは現在の「健康状態」をチェックしてみませんか? 横浜のオフィスITパートナーとして、御社のサーバーが今どのようなリスクを抱えているか、客観的な視点で診断いたします。

強引な買い替えの提案はいたしません。まずは「あとどれくらい安心して使えるか」の目安を知ることから始めましょう。

[ サーバー健康診断のお申し込み・ご相談はこちら ] (「ブログのサーバー記事を見た」とお伝えいただくとスムーズです)

お気軽にお問い合わせください。045-308-5656受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]

お問い合わせ